プログラミングガールのコンテスト挑戦日記

こんにちは。プログラミング教室「any」の城下です。

8月は、2人の子供が五月雨式に風邪やら手足口病やらにかかってしまい、保育園に半分ほどしか預けられなかったので、やりたいことが全く進まず本当に大変な時期でした。子供が小さいと保育園に預けていてもなかなか思うようにいかないことが(しかも立て続けに!)おこります。

この世で働くママ共通の悩みではないかと思いますが、悪い事ばかりではありませんでした。

実は8月に体験授業を受けた中学校2年生の女の子が、プログラミングコンテストへの挑戦をスタートしました。

以前のコラムでも紹介した通り、この女の子は小学校5年生からScratchと言うブロックプログラミングを始め、今ではハンダゴテを使いながらAruduino+C言語でロボット製作など本格的なプログラミングにも親しんでいます。

そんな彼女は、9月から約半年という限られた期間の中でアプリケーション(アプリ)を作りコンテスト出場を目指しています。

この半年の間にしなければいけないことは山のようにあります。限られた時間の中で、自分の目標を達成するために3つのポイントについて彼女と話し合いました。

挑戦(1)新しいプログラミング言語を習得する

実はすでにこのプログラミングガールは、コンテストに出したいプロダクトについてアイディアがあり、そのアイディアを実現するためには新しいプログラミング言語を習得する必要があると感じていました。そこで、まず決めたことは、9月中に新しいプログラミング言語を習得することでした。

しかし、9月中にプログラミング教室「any」に通える回数は限られています。そこで、すでに独学できる力を持っているプログラミングガールの強みを生かし、新しいプログラミング言語は自宅学習をメインに進めることにしました。

挑戦(2)巻き込み力を培う

プログラミングコンテストで選ばれるためには、優れたプロダクトを作成する必要があります。では優れたプロダクトを作るためには、どんなプロセスを踏む必要があるのでしょうか。その答えの一つが、人を巻き込んでプロダクトを精査するというステップです。

プログラミングは、企画から制作まで一人で完結できますが、それだと独りよがりなプロダクトになりかねません。作った物やサービスが多くの人を魅了して、たくさん使われることで、個人の持つプログラミングスキルや知識、そしてプロダクトそのものも初めて価値を持ちます。

それらを達成するために、プロダクトを完成させるまでに様々な人の意見をヒアリングする事・実際に使ってもらう事をプログラミングガールと話し合いました。

このように、様々な人にとって価値を提供できるプロダクトづくりを念頭に置くことで、問題発見力がつき、自分以外の人々がどんなことに興味があるのかを考えるようになります。この思考回路は、社会に出ても大いに役立つと考えています。

挑戦(3)プレゼン力を培う

プログラミングコンテストに出場するためにはいくつかの審査があります。厳しい言い方になりますが、どんなに素晴らしいモノやサービスが作れても、その素晴らしさが伝わらなければこの世に無いも同然です。

しかし、もともとプレゼンテーションが得意な人はほんの一握りです。まして、中学生ともなれば不慣れで当たり前です。そこで、魅力を100%伝えらえるようなプレゼン力を経験を積み重ねることで培っていけたらいいねという話をプログラミングガールと話し合いました。

このようにして始まったプログラミングガールのコンテスト挑戦ですが、これから様々な壁にあたりながら進んでいくことになると思います。

大変な時も苦しい時も出てくると思いますが、それらを乗り越えるからこそ、人生が開かれる機会を手にできると感じています。

ぜひ、このコラムをご覧の皆さんもプログラミングガールを応援していただければ幸いです。