プログラミング人材に対する企業のニーズ

民間企業に行った「プログラミング人材に期待する能力」のアンケート調査結果から、期待する能力として回答の多かったものをご紹介します。

1位:論理的思考

回答した企業の60%以上が「論理的思考」を挙げています。論理的思考とは、別名ロジカルシンキングとも言われ、物事の原因と結果を整理して順を追うことによって、相手にわかりやすく説明することを指します。何かを伝えたいと思った時に、思いつくままに話しているといつの間にか何を話したかったか忘れてしまったり、話したい内容からそれてしまうことがありますが、このような状況は論理的思考が生かされていない例として挙げることができます。

2位:表現力

回答した企業の60%以上が「表現力」を挙げています。ここで言う表現力とは、頭のなかで考えたイメージを紙に書き出す表現力や、調べたことをまとめて新たに培われた考え方を第三者に理解してもらいやすいように言葉や表などを使って表現する力も含まれています。

3位:ICT能力

回答した企業の50%以上が「ICT能力」を挙げています。ICT能力とは、タブレットやパソコンを使用する能力や、多くの情報から必要な情報を選び抜く力、そうやって収集した情報をわかりやすく綺麗にまとめ上げるプレゼンソフトの使用能力などが含まれています。プレゼンソフトとして有名なのは、パワーポイントですが、最近は直感的にプレゼン資料を作成でき、作成した資料を生徒同士や先生に共有する仕組みが組み込まれたロイロノート・スクールというソフトが教育現場で広がりを見せています。

4位:協調性

回答した企業の50%以上が「協調性」を挙げています。協調性とは、異なる意見や環境におかれた人同士が感情に流されるのではなく、協力してお互いの意見の良い点・悪い点を話し合いながら、時には譲り合って目的を達成する力を指します。

5位:向上心

回答した企業の45%以上が「向上心」を挙げています。向上心とは、現状に満足することなく、どんな問題や課題があるのかに関心を持ち、それらの問題や課題に対して改善・解決していこうとする気持ちや行動力のことを総合して指しています。

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