ホストファミリーを体験

こんにちは、プログラミング教室「any」の城下です。

9月は「何となく新しい事に挑戦したい」と思っていました。そこにたまたま国立市の市報でホームステイのホストファミリーを募集していたので、早速応募してみることに。

幸か不幸か、応募は受理され、あれよあれよと言う間にホームステイの当日を迎えることになりました。

実際にホームステイに来てくれた方

ホームステイのホスト役と聞くと、流暢に英語を話せる人・海外で生活した経験のある人などを想像しますが、私はそのイメージとは程遠い人言です。帰国子女どころか、大学進学とともに九州の片田舎から東京(調布市)に出てきた標準語さえおぼつかない田舎ガールでした。英語は、はっきりいって苦手です。

そんな私がホームステイのホスト役に応募した事は、一言で表すなら「暴挙」以外の何物でもありませんし、実際ホスト役を体験してみて、「やはり暴挙だったなぁ」と痛感させられましたが、収穫もありました。

日本人はどうしてハードワーカーですか?

ホームステイに来ている海外の方からの質問コーナーで、「日本人はどうしてハードワーカーですか?」と言う問いかけがありました。

たくさん出た質問の中で、何故かこの質問が私の胸にズーンとのしかかりました。まさに、私がその問いかけを自分に持っていたからです。

増え続ける共働き世代

日本では、年々共働き世帯が増え、平成9年以降は専業主婦世帯を超えています。

そして、以下のグラフからもわかるように、女性が家事にかける時間は3.45時間となっています。つまり、家で就寝以外のほとんどの時間を家事に割いているという状況です。さらに子供がいる場合は、家事時間に「育児」が重くのしかかっているのは周知です。

何が言いたいのかと言うと、

「日本人はどうしてハードワーカーですか?」と言う質問の続きには、「日本人はプライベートな時間をどうして大切にしないのですか?どうして楽しまないのですか?」と言う海外の方の思いが見え隠れしているように感じました。

実際に私自身も、「私はどうして子供達の成長や言葉にもっとゆっくり耳を貸そうとしないのか、こんなに余裕がないのか」と自問自答して毎日を過ごしています。

しかし、ホームステイでの経験から、「もっと子供との時間を大切にしよう、楽しもう、工夫しよう」と思えるようになりました。

失敗を恐れないで、話して話して話し続けろ!

もう一つの発見は、「英語がうまくなるTips(コツ)は?」と言う質問に対して留学生が答えていたこの言葉です。(ホームステイに参加した方の多くは、英語を第二言語として習得した方々でした)

「とにかく失敗を恐れないで、話して話して話し続けろ!」

正直、この言葉を聞くまでは、英語の苦手な私はホームステイを受けたことを少し後悔していました。あまりにも英語が聞き取れないからです。そして言いたいことが英語にできない!

でも、この留学生の言葉を聞いて「できる範囲の英語で挑戦して頑張ろう!」と思いました。

「失敗が大切とわかっている事」と「失敗を恐れずに挑戦できること」は同意ではありませんでした。猛省しました。

と言うのも、普段、私が開いているプログラミング教室では「失敗しても恥ずかしがらなくていいんだよ、どんどん失敗しよう。失敗するのが当たり前だよ。最初から成功する人なんていないよ」と耳にたこができるほど言っているのです。にもかかわらず、いざ、自分が失敗する立場になると、怖くて怖くて英語が話せなくなっていました。

そこには「挑戦しようと言う勇気」と「失敗した時に相手を不快にさせない茶目っ気」が大事だなぁと留学生たちを見て学ばせてもらいました。

今回、留学生と私たちを引きあわせてくださったのは国立市で20年以上もボランティアで活動されている「ホストファミリー・くにたち」の皆さまです。

もし、ホームステイにご興味のある方は、ぜひお問い合わせしてみてください。