体験授業レポ〜小学校5年生、トリリンガルガールのプログラミング体験〜

体験授業のレポートをご紹介します。

受講生のプロフィール

体験授業に訪れたのは、小学校5年生の女の子。現在は海外にお住まいで、英語・日本語・母国語を使い分ける「トリリンガル・ガール」でした。

※写真はイメージです。

穏やかな印象でしたが、話を聞くとスポーツ好きの一面も。今は、乗馬を始めテニスや体操教室にも通っているそうです。

今回は一時帰国中に「any」のチラシをご覧になったお母様が体験授業に申し込んでくださいました。

プログラミング教育に興味を持ったきっかけ

きっかけは、2年ほど前にお母様が「プログラミングが将来役に立つのでは・・・」と感じたことから始まりました。”何かきっかけがあればプログラミング教育を受けさせたいな・・・”と思っていたお母様は、現在お住いの国でのプログラミング教育について調べられたそうです。

しかし現状は、

  • プログラミング教育はまだ義務教育化されていないこと
  • お住いのエリアにプログラミング教育を受けられる塾がないこと
  • 学校にプログラミングのクラブがあるものの現在の習い事とスケジュールが合わないこと

などの理由で、この2年間、プログラミング教育を受ける機会から遠ざかっていたそうです。

そんな中、「any」のチラシを目にしたお母様は、”プログラミング教育への火が再燃し、帰国までの間に一度授業を受けさせてみたいと思った”とおっしゃってくださいました。

体験授業の流れ

1.お子さんの個性を知るためのヒアリング

体験授業は、まずお子さんの性格や好き嫌いに関するヒアリングから始めています。この背景には、「any」が大切にする「個性を伸ばす」という思いがあります。個々を重んじることで「学びたい」という土台をしっかりと形成できるようになります。

2.プログラミング授業

次に、実際にプログラミングを体験してもらいました。今回は、プログラミング経験が2回目ということを踏まえて、以下の内容を重視することにしました。

  • プログラミングでできることを体験を通して知ること
  • プログラミングに興味を持ってもらうこと
  • もっと自分でやってみたいと感じてもらうこと

以上を踏まえ、3つのカリキュラムに挑戦してもらいました。

AIで「手書き文字」を画像判定

手書きボードに書いた文字をAIを使って自動判定し、判定内容に沿って画像を表示するプログラムを体験してもらいました。例えば、「apple」と書いたボードをAIに画像認識させ、appleと認識したら「りんご」の画像をパソコン上に表示させるというものです。

次に、日本語モードから母国語モードに切り替え、AIが画像判定できるか試してもらいました。判定結果が思惑通りの動きをした時、女の子はとても嬉しそうでした。

次に、好きな手書き文字を画像認識し、好きな画像を表示するプログラムを作ってもらいました。今回は、手書きした自分の名前を画像認識させ、蜂の絵を表示させるプログラムを書いてもらいました。

最後に、音声認識プログラムを作ってもらいました。具体的には、母国語で自分の名前や単語の名前を音声認識させるプログラミングです。最初はうまくいかないこともありましたが、最終的に思い通りに音声認識した時、女の子もお母様もとても驚いていました。

Codey rocky(ロボット)障害物回避

障害物を避けるようにプログラムしたCodey rocky(ロボット)を使い、小学校5年生の女の子・お母様・私の三人でロボットがテーブルから落ちないようにするゲームをしました。

Codey rockyは、障害物を検知するまで直進し続けるので、三人で力を合わせてCodey rockyがテーブルから落ちないようにするのはスリリングで楽しい時間でした。

「障害物を検知すると左に90度回る」というプログラムがされていたのですが、「右に回るようにプログラミングしてみよう」と提案すると、女の子は「角度も変えてみたい」と自ら書き換えて様々な動きを試していました。

始めは、どのようにプログラムを書けばいいか不安な様子でしたが、お母様からのアドバイスを参考にしたり、自分でそれぞれのブロックの役割を予想しながら、プログラムを書き換え、試行錯誤しながら、プログラミングの楽しさを体験を通して学ばれていました。

想定する動きにならなくても、「どうしたら想定する動きになるのか」と自ら考え、プログラムされたそれぞれのブロックを読み解き書き換える・・・を繰り返していました。

そして最後には「ウインクしながら障害物を避けるプログラム」を完成させていました。すごく可愛いかったです!

今回は時間が限られていたので省略しましたが、実際に授業を進める中では、「ロボットはどうやって障害物を検知しているのか」について学ぶ機会を設けています。

この原理がわかることで「どんな障害物なら検知できてどんな障害物だと検知できないのか」を学びます。そして学んだ知識を元に「テーブルから落ちないようにするプログラム」を自ら考えて作り出せるようになります。

Codey rocky(ロボット)で感情表現

このセッションでは、ロボットの表情と動きをプログラミングしました。Codey rockyには、感情表現ができる動きがいくつか用意されているため、それらのブロックを組み合わせるだけで、愛らしい表情や動きをするロボットを作ることができます。時には、怒ったり・笑ったり・目をくるくる回したり・・・。

女の子は、ロボットにどんな感情を表現させるかプランニング・実行することで、プログラミングを感覚的に楽しみながら学んでいました。

体験授業を終えて

今回、体験授業を受けた小学校5年生の女の子に、プログラミングについて聞いてみたら、はにかみながらも「Codey rockyをまたやってみたい」と言ってくれました。お母様ともお話をして、今後は、帰国後にスカイプなどを使って授業を受けることが決まりました。

体験授業を受けてみませんか?

プログラミング教室「any」では、体験授業を行なっています。お子様のご興味や学び方のくせなどをヒアリングさせていただいた上で授業を進めるため、プログラミングに対するモチベーションが高まり、自らプログラミングを学ぶことを主眼にカリキュラムを組んでいます。

ご興味のある方やご質問のある方は、お気軽にお問い合わせください。