小学生向けプログラミング言語とその種類

小学生向けのプログラミング言語

小学生向けのプログラミング教育の場で使用されているプログラミング言語やツールは、実は複数存在しています。

一言でプログラミング言語といっても、大きく2つの分野にわけることができます。それは、ビジュアル型・ブロック型プログラミング言語とテキスト型プログラミング言語です。

これ以外にも、「プログラミング言語をブラウザ上(インターネットなどのネットワークを介して使用できるクロームやインターネットエクスプローラーなどを指す)で実行できるか否か」といった違いがあります。それぞれの違いについてご紹介していきましょう。

ビジュアル型・ブロック型プログラミング言語のメリット・デメリット

ビジュアル型・ブロック型プログラミング言語とは、一言で言うと「コンピュータへの命令文がテキストではなく視覚的に構成することができるプログラミング言語」のことです。

テキスト入力の必要がないため、キーボード操作をすることなくマウスのみでプログラムを組むことができ、ブラインドタッチなどができない子供でも手軽にプログラムに触れることができるようになっています。

また、テキスト型プログラミング言語は英語の要素が含まれていますが、ビジュアル型・ブロック型プログラミング言語は英語がわからなくてもプログラムを組むことができます。

すでにプログラム要素がブロックとして出来上がっており、そのブロックの組み合わせによってプログラムを組んでいくため、文法ミスがない点も、プログラミング初心者向きの言語と言えます。

テキスト型プログラミング言語のメリット・デメリット

一般的に社会で使用されているプログラミング言語は、このテキスト型プログラミング言語を指しています。

テキスト型プログラミング言語は、英語で構成されること、またテキスト入力が必須であるためキーボード操作がもれなくついてきます。そのため、英語に不慣れな小学生や、キーボードでブラインドタッチができない子供にとってはハードルの高いプログラミング言語と言えます。

しかし、ビジュアル型・ブロック型プログラミング言語では表現できなかったプログラミングを構成することができ、より複雑でより高機能なプログラムを作成したい場合は、自ずとテキスト型プログラミング言語へ移行する子供がほとんどです。

ただ、テキスト型プログラミング言語は、ビジュアル型・ブロック型プログラミング言語以上に様々な種類のプログラミング言語の種類(C言語、JavaScript、Ruby、Phython など)があるため、自分にあったプログラミング言語を選択する必要があります。

段階に合わせてプログラミング言語を選択するのがベター

このように、ビジュアル型・ブロック型プログラミング言語にも、テキスト型プログラミング言語にもそれぞれメリット・デメリットがあります。

重要なことは、小学生の理解・意欲レベルに合わせたプログラミング言語を選択することです。その選択を適切に行ってあげることで、その後の成長意欲や能力アップに影響が出てきます。