差別と分断〜アメリカ大統領選挙から見えたもの〜

こんにちは、anyの城下です。11月も中旬に入り、すっかり冬らしくなってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

私はというと、4年に一度行われるアメリカ大統領選挙の結果が気になる一週間でした。ニュースや新聞で目にする度に、アメリカ国内の人々の大統領選挙にかかる本気度を感じずにはいられませんでした。

どの州も、近年稀に見る拮抗した状態で、なかなか勝利宣言が出せない異例の事態でしたね。まだトランプ現大統領が敗北宣言を出していない中、裁判闘争など色々な情報が飛び交い熱が冷めやりません。

一つ確かなのは、アメリカという一つの国の中で、分断した状態があるということです。大統領選挙を通して、「ブラック・ライヴズ・マター」や「格差の拡大」など、アメリカにずっと横たわり続けている問題が浮き彫りになっているように感じます。

今日ご紹介する動画は、アメリカ大統領選挙で分断を生む一つの要素になっている「差別」と「教育」の関係について考えさえられる内容となっています。

青い目 茶色い目〜教室は目の色で分けられた〜

この動画は、小学3年生を受け持つエリオット先生が、キング牧師の暗殺を受け、差別される側の気持ちを実際に体験し、子供たちの人種差別に対する考え方を変えさせることを目的として行われた授業のドキュメンタリー動画の一部になります。

約16分と短い時間にも関わらず、昨日まで仲の良かった子供達が、ある日突然「分断」していく様子が描かれています。

「差別」というものがいかに簡単に生み出されてしまうのか、そして差別を生み出す要素として教育がいかに影響力があるのかを「これでもか!」と訴えかけてくれます。

「差別する側」も「差別される側」も体験した子供達は、本当の意味で「差別の痛ましさ・本質のなさ」を体得することになります。

常識を覆す体験

ご紹介したエリオット先生の授業は、まさに「常識を覆す体験」でした。そこには子供達がいきていく中で、大切にしてほしい価値観を体得するものだったと感じています。

翻って、私たちの生活の中では「常識」がどう作用しているのでしょうか。

プログラミング教室anyにやってくる子供達も、多かれ少なかれ自分の中に「当たり前」を持っています。その中には、学びの促進剤になるものもあれば、学びの芽を摘むものもあると感じます。

例えば「間違えたら恥ずかしい」「間違えたらいけない」です。「間違えないように、間違えないように」と考えるので、様々なことにトライしていけません。そのため、与えらる以上の学びにつながらず、学ぶこと自体に「やらされ感」が出てしまうように感じます。

プログラミングスキルや知識習得よりも重要なこと

anyでは、「自ら学びたいと思える体験」をギブできる環境づくりに心がけています。

例えば、子供たちにはanyに来た瞬間から「間違えてオッケー」「間違えるのは自然なこと」「まずは間違えていいからやってみよう」と声掛けしています。この経験を通して、間違え=全く問題ないという価値観があることを子どもたちに共有しています。

なぜなら、プログラミングスキルや知識よりも、「間違えることでしか得られないことがある」と体得できることのほうが子供たちの人生にとって重要だと考えているからです。

この経験は、「間違えた」→「でも怒られない、むしろ間違いを歓迎している」→「安心して間違えられる」→「間違えないと得られない学びを得られる」→「間違えることの価値に気づく」ということにつながっていきます。

また、不思議なことに「学ぶ上で間違えるステップは当たり前のこと」ということに気づき始めると、どんなことにも積極的にトライできるようになってきます。結果的に、学びが自発的になってくるのです。

この「学ぶ自発性」こそが子供たちの人生を切り開くと考えています。そして、間違えることでしか得られない価値を体得するのに、プログラミングは非常に適していると感じています。

「教育」への常識をアップデートし続ける

時代によって求められるスキルや知識は変化し続けます。その前提に立って、個性を伸ばせる教育のあり方をICTを使ってアップデートし続けられるプログラミング教室にしていきたいと感じています。

無料体験を受けてみませんか?

プログラミング教室anyでは、2つのコースをご用意しています。それぞれのコース内容は、お子さんの興味ややりたいことによって変化します。

小学生向けのコース(ラズベリーパイ・マインクラフト・スクラッチ)
>約1年でプロが使うプログラミング言語へ移行します。

入塾3ヶ月の小学校4年生が作ったマインクラフトのプログラム内容の一部


中高生コース(AI/Python、ラズパイ/Python、Unity/C#など)
>プログラミング初心者でも1年でプロと同じプログラミング言語でアプリや2D/3Dゲーム、ガジェットを作れる様になります。プログラミングでアプリなどを作る過程で、必要な知識(高校・大学レベルの数学・物理など)も積極的に取り入れて理解してもらっています。

入塾2ヶ月目の高校1年生のプログラム内容の一部

ゲームが大好き、プログラミングに興味がある、プログラマーが向いていると言われた・・・・などなど、きっかけは人それぞれです。「そんな世界もあるんだなぁ」という気軽な気持ちで、ぜひ一度体験授業を受けてみませんか?

無料体験のお申し込みは3分で完了します。お申し込みをお待ちしております。