背中が喜んでいます~体験授業レポート(小4)~

こんにちは、any城下です。
下の子が、イヤイヤ期真っ只中で毎日白目をむきながらすごしています。下の子の相手を始めると、今度は上の子が泣き始める始末で、【一体、どうすりゃいいんだい!!!!】と空気に突っ込む城下です。

そんな中の楽しみといえば、【新しい出会い】。
先日も、小学4年生の男の子がお母様と体験授業にいらしてくれました

多面体が、すき

この男の子は、小学低学年の頃から多面体が好きで、体験授業でも【プログラミングで何を作ってみたいですか?】という質問に【サイコロをふりたい】と回答するほど。

最近はまっていることを聞くと、【ボール紙で多面体を作ること】という徹底ぶり。ここまでくると、なぜ多面体にはまったのか理由を聞かずにはいられなくなった城下。

すると、その男の子は【[数の悪魔]という本に展開図が載ってて、そこから多面体にはまった】と教えてくれました。

プログラミング歴は1年未満

ちなみに、今までスクラッチでプログラミングをしていた、ということで、作成した作品を見せてもらいました。すべて本を参考に自分だけで作られたそのゲームは、完成度が高く、アイディアもいっぱい詰まっていました。

小学4年生の男の子が自分で作ったスクラッチのゲーム。関数や変数を駆使して中身はマリオ的な完成度に仕上がっていました。

サイコロをふるプログラムに挑戦

これだけプログラミングの知識もあり、独学力もあるなら、少し難易度の高いプログラミングでも大丈夫と判断し、体験授業では、3Dのサイコロをふるプログラミングに挑戦してもらいました。

Unitydで3Dサイコロを降る画面

すべて英語でのコードプログラミングでしたが、たんたんと進めてくれて、最後には見事サイコロをふることができ、少し嬉しそうでした。

ずっと後ろから様子をみていたお母様が、そこで一言。

【背中が喜んでいます。】

私にとっても、とても充実した時間になりました。
体験授業にお越しくださり、ありがとうございました。

この男の子は、4月からanyに通ってくれることになりました。

数の悪魔

今回、男の子に教えてもらった【数の悪魔】という本。早速買って読んでいます。

体験に来てくれた男の子に教えてもらった「数の悪魔」

悪魔が夢の中に出てきて、数の不思議なことを(ややスパルタ気味に)子供でも楽しめるようにかかれていて、素敵な本です。

しかし、内容は素数やらべき乗やら、小学生で学ぶ算数の領域をはるかに超えていて、私自身、読むのに脳に汗をかきながら。。。というありまさ。決して簡単ではない内容になっています。

しかし読み進めるなかで、【数学の本質的な学びって、公式を覚えるとかドリルで計算を正確にできるとかじゃなくて、本来は、こういう数の中に隠されれた無限に広がる不思議と向き合うことなんだなぁ。】と新たな視点を得ることができました。

一読の価値がありますので、気になるかたはどうぞ手にとってもらえたらと思います。

無料体験やっています。

プログラミング教室anyでは、無料で1回分の授業を受けることができる体験授業があります。

プログラミングに興味のあるお子さん、ゲームが好きなお子さん、もともとプログラミングを習っていたお子さん、色々なお子さんが通っています。

講師は、人工知能の研究経験のある2児のママです。

生徒さんの4分の1は中高生。小学生コースから着実にステップアップできる本格的なプログラミングコースもあるため、アプリ開発やゲーム制作など本格的なプロダクト開発までマスターできます。(現在は、プログラミングの認定試験に挑戦している高校生もいます)

難しい言葉は使わずに、生活の中で使われている様々な仕組みなどからプログラミングの仕掛けを読み解くので、論理的に・・・ということはもちろんですが感覚としても捉え安い授業を心がけています。

ご興味のある方はぜひ一度体験授業を受けてみませんか?

お申し込みは3分で完了です。

体験レポート〜小学校3年生の女の子”友達と一緒に通いたい!”〜

今回体験授業に参加してくれた小学校3年生の女の子がプログラミング教室anyの体験授業を知ったきっかけはお友達からの紹介だったそうです。

体験教室の知ったきっかけ

実は今回体験授業に参加してくれたこの女の子は、同じクラスのお友達と一緒に通えるプログラミング教室を探していました。

同じクラスのお友達は、すでにあるプログラミング教室に通っていましたが、anyのチラシを見て興味を持ってくれていました。そこで、二人で一緒に体験授業を受けてみようという話になったそうです。(このお友達の体験レポートはこちら

そして、もしanyの体験授業の内容がよければ、二人でanyに通えたら・・・という要望をお持ちでした。

友達と一緒だからやる気が出る

anyの体験授業では、お子さん一人一人にあったカリキュラムを用意するために、事前アンケートにご協力いただいています。事前アンケートを用意している理由は、その子の考え方や思考に合った授業を受けてもらいたいという思いがあるためです。

この女の子は、この事前アンケートで[どんなときにやる気が出ますか?]という質問に、[友達と一緒にいるとき]と回答していました。

もともと、お友だちが通っているプログラミング教室に興味をもってany の体験に来てもらっているので、そういった回答が出るのは自然な流れだったと思います。

しかし【どんなときにやる気が出ますか?】という質問への回答として多くの子供達は[面白いとき][楽しいとき]、そして[目標があるとき]といった、”自分がどう感じているか”を答えるケースがほとんどです。

きっと彼女にとって[自分以外の誰かと何かをやること]はとても大きな意味があるのでしょう。そして、彼女の稀有な感性に触れ、とても素晴らしい逸材だと感じました。

なぜなら、彼女は”自分以外の誰かの視点”を繊細に感じとることが出来ると思ったからです。他人の視点を小学3年生にしてもっているというのは、ひとつのセンスだと思いました。この“自分以外の誰かの視点”は、リーダーにとって必要条件のひとつなので、今後色々な経験を積むことで、彼女だからこそ発揮できるリーダーシップを垣間見れるのでは・・・と思っています。

年齢に関係なく難易度の高い知識に触れる

実際に体験授業では、ロボットを使って障害物を回避するプログラムを作ってもらいました。

プログラミング事態はほぼ初心者の彼女でしたが、飲みこみが早く、難易度の高い説明にもしっかりとついきており、論理的な思考力があることがすぐにわかりました。彼女自身も、小学3年生ではまだ習わないことをロボットプログラミングを通して理解できていることを感じ、とても意欲的に取り組んでくれました

プログラミング教室any では、年齢や学年に関係なく、目的(今回は障害物を回避するロボットをプログラミングする)を達成するために必要な知識に触れる機会を多く設けています

例えば、今通っている小学2年生の女の子は、自分のプログラミングを作り上げるために、中学レベルの数学の知識を学び、実際に応用しています。何かを作ろう、そのために学ぼうと思っている子供に遠慮は無用で、好奇心と目的達成意欲があれば難問にも積極的に取り組む子供の力を生かせるよう授業を進めていきます。

別のケースでは、授業のなかで出てきた疑問を解決するためにDNAについての知識が必要になり、自分自身でネットで調べてもらいました。このように「分からないことを自分で情報収集し、達成したい目的のために咀嚼して吸収する訓練」は今後の子供達に役立つスキルだと感じています。

もし、その時に理解できなくても、授業を受けるなかでそれぞれの経験が積み重なり、”あぁ、あの時のあれはここにも繋がっているのかぁ~”と長期スパンをかけて自分のものになっていきます。このように得た知識は、点から線に、線から面になり、俯瞰して物事を考えたり、分野をまたがって知識をコネクト出来るようになります。

自分で説明することで理解を深める

今回の授業では、一通り「プログラムの組み立て→ロボットを動かしてプログラム内容を理解→先生と生徒の立場を逆転させて授業」という流れで進めました。つまり、体験授業の最後のステップとして、女の子に先生となって私に説明してもらったのです

今回、女の子の説明を通して、体験授業の内容を理解していることがわかりました。

このように「はじめて学んだこと」を自分の言葉でアウトプットすることで、ちゃんと理解できているのかを自ら把握することができます。もし、説明の途中で分からなくなったり自信がなくなれば、私からフォローを入れ、すぐに学び直すことができ、効率的に学ぶことができます。

このように、any では「学んだ内容を自分の言葉で説明できることをとても大切にしています

なぜなら、あらかじめ用意されたカリキュラムを丸覚えするのではなく、自分の頭と体と心感情でプログラミングを学び取っていくことは、長期記憶に残りやすく、「知識を覚える」ことではなく「知識を生かす」ことに時間を使えるようになるからです。

また、「間違え、自ら気づき、試しながら本質に迫る」という学習方法は、プログラミングにかかわらず、新しい知識を得る際に、大変役に立ってくれます。つまり、このプロセスを習慣化させることで、受験や研究や社会に出た後の学びの機会全てにおいて、役立つスキルを身に付けることができます。

anyの最終ゴール

プログラミング教室 any では、プログラミングに関する知識やスキルを学ぶことだけが目的ではありません。anyでは、学んだ知識やスキルを社会に活かすところまでを含めて学習の対象としています。

もっと言えば、学んだ知識やスキルをスライドにまとめたりプレゼンテーションしたり、自分が得意とするプログラミングを使って世界にどんなインパクトを与えることができるのか、誰の役に立つことができるのかという視点で物事を考え行動できることを目指しています。

また、誰かの役にだったり、評価されることによって得られる本物の自信を手にしてもらうことが最終ゴールです。この自信は、子供達が生きていく上で一生役に立つスキルになるでしょう

体験授業を受けてみませんか?

ありがたいことに、今回体験授業を受けてくれたこの女の子は、今現在、紹介してくれたお友達と一緒にanyに通ってくれています。(anyを今回の女の子に紹介してくれたお友達の体験授業レポートはこちら

プログラミング教室「any」では、体験授業を行っています。ご興味のある方やご質問のある方は、お気軽にお問い合わせください。

体験授業レポ〜小学3年生、女の子のプログラミング体験〜

こんにちは、anyの城下です。今回ご紹介するのは、小学校1年生から約3年ほどプログラミング教室に通っているプログラミング経験のある女の子の体験レポートになります。

写真はイメージです。

体験授業に参加したきっかけ

体験授業に参加しようと思った理由を伺うと、お母様は次のように教えてくださいました。

「子供が、規則に則ってパーツを組み立てる遊びが好きなため、プログラミングに向いているのではないかと思い、3年ほど前(小学校1年生)からプログラミング教室に通わせています。そんな中、プログラミング教室anyのチラシをみる機会があり、子供の好奇心や向上心を刺激するような内容に魅力を感じ体験レッスンを受けたいと思いました。」

体験授業中の女の子の様子

体験授業では、あらかじめ用意していたプログラムを組み立ててもらい、次にそのプログラムをロボットにアップデートして、実際に動かしながらプログラミングに関する理解を深めていきました。

プログラミング教室に3年間通っている経験があるため、この女の子はプログラミングの組み立てだけでなく、通常なら小学校3年生には難しいタイピングもすでにマスターしていました。

小学校3年生ながらにしてプログラミングに慣れ親しんでいる様子が伺えました。

体験授業の進め方

体験授業では、プログラミングの内容に関して初めから説明をすることはありません。まず、あらかじめ用意していたプログラム内容を見ながら、小学校3年生の女の子にプログラムを組んでもらいます。

そして、プログラムがどんな命令になっているか予想してもらいます。次に、実際に動くロボットを見ながら、「あぁ、このブロックはこの動きに関係しているんだな、このプログラムに書いてある数字はこの動きに連動しているな」というように、プログラミングの内容を自分自身で考えて理解してもらうステップを必ず踏むようにしています。

もちろん私からは説明をしていませんので、多くのお子さんはプログラム内容の予想と実際のロボットの動きに乖離が生じることがほとんどです。

しかし、子供達は自分の予想に誤りがあること自ら気づき、「どうしてうまくいかないのだろう、何を変えればうまくいくのだろう」と考え始めます。

実は、この「間違うステップ」を踏むことが大変重要だとanyでは考えています。なぜなら、間違いを通して、プログラム内容をどれぐらい理解しているのかを”自ら”把握することができるからです。この経験こそが、理解のスピードと深さを与えてくれます。結果的に、長期的な記憶に残りやすく体得することにつながります。

また間違えることになれるということがこれからを生き抜く子供達にとって必要だと感じています。

間違いを恐れる子供たち 

体験授業に参加する多くの子供たちに共通するのは、「間違うことを大変恐れている」ということです。子供達は、「失敗をする=恥をかく」と頭にインプットしているので、間違いを犯すことを恐れて、様々なことを試してみるというステップがなかなか踏めづらい状況になっていると感じます。

ネットで検索すれば正解が簡単にわかる時代ですのでそのような反応になってしまうの自然のことかと思います。

失敗は最大の学び

プログラミング教室 anyでは、子供たちが間違うことを大歓迎しています。 失敗は最大の学びだからです。失敗した経験は子供の記憶に深く残ります。だからこそ失敗から得た学びは長期的記憶に残りやすいと考えます。

また、トライ&エラーに慣れると、精神的タフさに良い影響を与えてくれると考えています。何かに失敗してもまだトライすればきっとうまくいくという経験値が積み重なって自分への自信に繋がっていくからです。

さらに、間違えることに慣れてくると、他人の間違いにも寛容になれる効果があるのではと感じています

このように、失敗からしか得られないものがあると感じているため、子供達が自分の頭で考えてトライ&エラーする機会を奪わないように細心の注意を払っています。

大人になっても役立つ「一生ものの学び」とは

子供たちが大人になって社会で生きていく上で「失敗とうまく付き合っていくことが非常に重要」だと感じています。うまくいかないことに対して、うまくいかない原因は考えて、まずは色々と試してみること 。この習慣は、一生もののスキルになると考え、プログラミング教室anyではそれらの習慣づけを意識した授業を行なっています。

今回体験授業を受けてくれた女の子のお母様も、anyのそういった理念に共感いただいており、ありがたいことに体験授業後に正式にお申し込みいただくことになりました。

体験授業を受けてみませんか?

プログラミング教室「any」では、体験授業を行っています。今回のように小学生だけでなく、中学生も多く受講しています。

ご興味のある方やご質問のある方は、お気軽にお問い合わせください。

体験授業レポ〜中学3年生、ボーイスカウト少年のプログラミング体験〜

受講生プロフィール

こんにちは、anyの城下です。今回ご紹介するのは、中学3年生のボーイスカウト少年の体験授業レポートです。この少年は、中高一貫の中学校に通い、部活やボーイスカウトの活動に忙しい毎日を送っている少年です。

小学校の頃にロボットプログラミング教室に通っていましたが、中学入学とともに退会した経緯をお持ちでした。この夏にサマースクールでゲームプログラミングを学んだことで、プログラミングへの興味が再熱していた、と言うことでanyの体験授業に来てくれました。

「全部本人に任せていますので」

通常、体験授業は親御さんと一緒に受けられることが多いのですが、このボーイスカウト少年は一人で体験授業に来てくれました。

教室の玄関先までお父様がいらっしゃいましたが、「後のことは全部本人に任せていますので」と言い残して帰って行かれました。

中学生3年生とはいえ、息子さんのことを一人の大人として扱われているその様子を見て、私も見習いたいと感じました。

ボーイスカウトで培った「コミュニケーション力」

体験授業で、この中学3年生の少年と話していくうちに、中学校3年生とは思えない堂々と、しかも論理立てられた言動に驚かされました。

一般的に中学生といえば、自分で思っていることを言葉で表現するのが苦手なものです。それは、思春期ならではの恥ずかしさや、家族や友達以外の人とのコミュニケーション経験が少ないためです。

しかし、この少年は違いました。その理由を探るために話を聞いていくと、小学校からずっとボーイスカウトに所属していることがわかりました。

推測するに、この少年はボーイスカウトを通して、以下の経験値が高いため、言動に余計な遠慮や照れがないのだと感じました。

  • 家族や学校の先生以外の大人とのコミュニケーション経験の豊富さ
  • キャンプなど様々な活動を経験する中で限られた道具で目的を達成する経験の豊富さ
  • 地元のボーイスカウトを代表して渡米経験あり
ボーイスカウト日本連盟が公開している紹介動画

余談ですが、私の人生の先輩にボーイスカウト出身の方がいます。その方のナチュラルなリーダーシップのあり方を見て、以前から「子供にはボーイスカウトに参加させたい」と思っていました。

この少年と今回話ができたことで、その想いがより強まったのは言うまでもありません。

再燃したゲームプログラミングへの想い

anyの体験授業では、まず生徒さんのヒアリングから始めています。

今回も、どういった経緯でプログラミングに興味が出たのか、プログラミングを学んで何をしたいのか、といったことをヒアリングさせていただきました。

と言うのも、プログラミングと一言で言っても、やれること(ゲーム、サイト、AIなどの機械学習、スマホアプリ、ロボット)は多方面に広がっており、それに適したプログラミング言語も多く存在するためです。

そのため、anyでは「お子さんの意向・レベル」に合わせて体験授業を行うために、このヒアリングをとても大切にしています。

今回のヒアリングでも、前回ご紹介した中学2年生の体験授業レポートの時と同じように、以下のようなことがわかりました。

  • 小学校の時にロボットプログラミング教室に通っていたこと
  • 中学に入り、部活とボーイスカウトが忙しくなったためにプログラミング教室を辞めたこと
  • しかし、夏休みに秋葉原で行われたプログラミングのサマースクールに通ったことで再度プログラミングへの想いに火がついたこと

体験授業内容:Unityを使ったゲームプログラミング

Unityとは、ゲーム開発を行う総合開発環境のことを指します。実際にはC#をメインにプログラミングしていきますが、作ったゲーム内容をグラフィカルにチェックする機能や、ゲームを構成する要素(例:マリオカートで言えば、マリオなどのキャラクター、カート、コースなどの背景など)を一つの画面上で行うことができる素晴らしいツールです。

Unityの編集画面

今回の体験授業は、このUnityを使ってゲームプログラミングを行いました。

ゲームを構成する要素の形や色だけでなく、位置指定や動きに関するプログラミングも体験してもらいました。

ボーイスカウト少年の感想

実際に、体験授業を受けてくれたボーイスカウト少年に話を聞くと、次のような答えが帰ってきました。

「夏に行ったサマースクールでは教えてもらえなかった、それぞれの命令メソッドの意味や、自分がゲームの中で使いたいと思っていたランダム機能を学ぶことができて楽しかった」

この後、ありがたいことに体験授業を受けたその日にお申し込みいただきました。

体験授業を受けてみませんか?

プログラミング教室「any」では、体験授業を行っています。今回のように中学生だけでなく、小学生も受講可能です。(小学生体験レポートはこちら)

ご興味のある方やご質問のある方は、お気軽にお問い合わせください。

体験授業レポ〜中学2年生、サッカー少年のプログラミング体験〜

ご無沙汰していました。anyの城下です。
9月は光の速さで過ぎ去ってしまいました。毎日、2人の子供たちが保育園から帰ってきて寝るまでの3時間が一瞬です。わたしの体力が限界だと子供と一緒に寝落ち・・・気づいたら朝、なんて事も少なくありません。

そんな目が回るような毎日にも関わらず、ホームステイのホストを務めるという暴挙に出ました。欲張りが止まりません。

そんな毎日でしたが、9月にも体験授業に来てくださった方がいらっしゃいました。そのエピソードをご紹介したいと思います。

受講生のプロフィール

体験授業に訪れたのは、中学校2年生の男の子。最初は、口数が少なくクールな印象でした。しかし、話をする中で、部活でサッカー部に所属しスポーツ少年の一面もあり、たくさんの友達に囲まれている様子が伺えました。

今回、anyの体験授業に参加していただいた理由を伺うと、実は小学校の時にロボットプログラミング教室に通っていた経験があり、たまたまanyのチラシをご覧になったお母様が、「中学生向けのプログラミング教室が近所にあるなら、一度体験授業を受けさせてみよう」と考えられ、お申込みに至ったということでした。

意外に少ない「中学生向け」プログラミング教室

プログラミング教室は年々増加傾向にありますが、「小学校の頃に通っていたプログラミング教室を、中学校に入るタイミングで辞めてしまう」というお子さんは意外に多いのが現状です。

というのも、プログラミング教室の多くが小学生向けのブロックプログラミングをメインに教えているためです。
ブロックプログラミングは、


1)タイピングができなくても動かせる
2)英語がわからなくても動かせる
3)プログラミングが動く仕組みを知らなくても動かせる


というメリットがありますが、逆に中学生には簡単すぎて面白さに欠けたり、発展性に欠ける一面があります。

そのため、「ブロックプログラミングをこのままずっと続けても・・・」と考えてしまう生徒さん・親御さんが多いことが、中学生になるタイミングでプログラミング教室を辞める理由になっているのでは・・・と分析しています。

では、なぜブロックプログラミングの教室ばかりが増えているのでしょうか。

小学生向けのプログラミング教室が増えている理由

一つは、2020年にスタートする小学校でのプログラミング教育の義務教育化が影響していると考えられます。

しかし、実のところもう一つの原因の方が大きな影響を与えていると考えます。それは、多様なプログラミング言語を教えられる人員の少なさです。

「ゲーム」「ウェブアプリ」「スマホアプリ」など、作るものによって適したプログラミング言語があります。そのため、お子さんの興味関心に合わせて授業を行うためには、教育者側に専門的な知識が網羅的にある必要がありますが、そのスキルを持つ人はまだ少ないのが現状です。

こういった背景もあり、中学生向けのプログラミング教室はなかなか増えづらい状況にあると考えます。

「将来の夢」は「ロボットに関わる仕事」

さて、今回体験授業に来てくれたサッカー少年ですが、中学校に進学することで生活環境が大きく変わるため、それまで通っていたプログラミング教室を一旦辞めた経緯がありました。

小学校の頃に通っていたロボットプログラミング教室では、説明書の内容に沿ってロボットを組み立て、プログラミングをしていたそうです。

プログラミングした通りにロボットが動く面白さが忘れられなかったこのサッカー少年に「将来の夢」を聞いてみると、「ロボットに関わる仕事がしたい」という回答が返ってきました。

実は、多くのお子さんに将来の夢についてヒアリングしているのですが、このサッカー少年のようにはっきりとした夢を持っている子はなかなかいません。それだけ、このサッカー少年にとってロボットプログラミングは特別なものだということが伝わってきました。

しかし、この驚きはまだ序の口だったのは後になってわかります。。。。

答えを導き出した、サッカー少年

anyでは、生徒さんが分からない部分があってもすぐに回答を教えることはしません。回答を教えればすぐに正しい想定通りのプログラムが書けるようになります。しかし、anyでは「分からない→分からない部分を整理する→うまくいかない原因を予想する→試してみる」という、プロのプログラマーが日々やっているステップを踏むことを重視しています。その理由については、後述します。

今回、体験授業に参加してもらったサッカー少年も、プログラミング体験の中で想定した動きにならない場面が発生しました。この時も、「分からない→分からない部分を整理する→うまくいかない原因を予想する→試してみる」というステップを踏んでもらいました。

とはいうものの、初めての体験授業では、根を上げてしまうのが一般的です。私は、教えるタイミングを図っていました。しかし、サッカー少年は私の予想を良い意味で裏切ってくれました。

なんとサッカー少年は、何が原因なのか自分で考え、試す中で、実際にプログラムのバグ(プログラムが正しく読み込まれない部分)を修正して、想定した通りにプログラムを動かすことに成功したのです。

このようなケースはとてもレアなので、私はおもわず「すごい、すごい」と連呼してしまいました。この体験授業を通して、”このサッカー少年は「自分で考える癖」が既についているのだなぁ”と感じました。

上手くいかない事を「自分の力で」成功させる価値

今回のケースのように、初めからできる生徒さんはなかなかいませんが、「できなかったことができるようになる」という成功体験を積めば、少しずつ身についてきます。

これらの成功体験を積む事で、何かうまくいかなったり、失敗したりすることがあっても、「きっと原因を突き止められる、きっとうまくいく」という粘り強さやポジティブシンキングに繋げることができます。このスキルは、一生ものです。お子さんが受験や就活、社会人になってもずっと活かすことができます。

anyはプログラミングコンテストを一つのゴールにしていますが、その理由もこの成功体験を積むことに由来しています。

サッカー少年が挑戦している「プロフィールサイト」作り

実は、今回、この体験授業を受けてくれたサッカー少年は、体験授業当日に入会してくれることが決まりました。本当に嬉しいです。

現在は、実際の授業で自分のプロフィールサイトの制作に取り組んでいます。

このプロフィールサイトは、自分専用のサイトを指します。実際に、経済産業省が後援している「未踏ジュニア」に選ばれたYuki Mihashiさんも、自身の作ったプロダクト紹介などをプロフィールサイトで行なっています。

このようなプロフィールサイトを作る狙いは、「出来ることを出し惜しみしない」ことにあります。

例えば、今後、受験や就職活動など、限られた時間で自分を知らない人に自分を知ってもらわなければならない時、「百聞は一見に如かず」で、このプロフィールサイトは大いに役立ってくれるでしょう。

これからサッカー少年が作るプロダクト情報は、全てプロフィールサイトに掲載していくことになります。そうすることで、作ったプロダクト毎に、

  • どう言った想いが詰まっているのか
  • 何に苦労したのか
  • どんな工夫をしているのか

と言ったことまで、第三者に伝えることができるようになります。

このようなプロフィールサイトがあることで、このサッカー少年の粘り強さや創意工夫の内容、人となりまで第三者に伝えることができるようになります。

このメリットは計り知れません。

体験授業を受けてみませんか?

プログラミング教室「any」では、体験授業を行っています。今回のように中学生だけでなく、小学生も受講可能です。(小学生体験レポートはこちら)

ご興味のある方やご質問のある方は、お気軽にお問い合わせください。

体験授業レポ〜幼稚園年長、博学ボーイ、障害物回避の仕組みを解読!〜

 今回、体験授業に参加してくれたのは幼稚園年長組の男の子。好奇心旺盛で、一橋大学でクワガタ・玉虫など昆虫採集をしたり、段ボールを使った工作や折り紙に励んでおり、興味のあることには何時間でも取り組める集中力を持っていました。

将来は「恐竜を発掘する人になりたい」という夢も持っており、様々なことに興味を持つだけでなく、自らの体験を通して知識を深めることができる男の子でした。

写真はイメージです

この男の子は、以前国立駅で行っていたロボットプログラミングを見た事をきっかけに自らプログラミングに興味を持ち、”ロボットを作ってみたい”とお母様に伝えられていたそうです。そして今回、チラシをご覧になったお母様が「any」のブログなどを読まれ、「ロボットプログラミングが学べる点」だけでなく、「生きる力」を培える要素があるのでは?と感じていただき、体験授業に申し込んでいただきました。

実は、プログラミングに自ら興味を持って始める子どもは少ないのが現状です。多くは、プログラミングの必要性を親御さんが感じ取りお子さんに進めるケースがほとんどです。これには大きく2つの理由があります。それは、

  1. プログラミングの面白さに触れる機会が少ないため
  2. プログラミングの面白さを”見ただけ”で感じることが難しいため

という点です。

プログラミングの面白さに触れる機会は、都心かつ教育熱心な方が集まるエリアほど多いと言えます。そのようなエリアではプログラミング教室が早い段階から開設されており、門下がひらかれています。国立もその中の一つといっていいでしょう。

しかし、そのような機会がありながらもお子さんが自らプログラミングに興味を持つのはなかなか難しいことです。その理由が先に挙げた「2.プログラミングの面白さを”見ただけ”で感じることが難しいため」です。体験を通して初めてプログラミングの面白さに気づかれるお子さんがほとんどなので、anyでは体験授業を必ず受講いただくようにお願いしています。

逆に今回の男の子のように「自分からプログラミングに興味を持つお子さん」は稀有です。実際に、体験授業を通してこれからの伸びを大いに期待できると感じました。なぜなら、体験ベースの知識や知恵や考察力が素地として備わっていると感じる場面が多くあったからです。そして、その素地があるからこそ、普通のおもちゃより圧倒的に複雑なロボットにも自ら興味を持つことができたのでは・・・と感じました。

次章では、そのエピソードについて触れたいと思います。

壁に激突する障害物回避ロボットから何を学び取れるか〜失敗は学びの宝庫

体験授業では、「ロボットを作りたい」という明確な希望があったので、障害物回避ロボットを使用しました。

体験授業で使用した障害物回避ロボット

実際に以下の点についてArduino(アルドゥイーノ)で書かれたプログラムを書き換えてもらいました。

  • ロボットのスピード変更
  • 障害物を察知する距離の変更
Arduino(アルドゥイーノ)障害物回避プログラムの一部

プログラミング初心者だった男の子は、キーボードの操作に慣れていませんでしたが、カーソルの位置がどういう意味を持つのか、どうやったらカーソルを移動できるのかを何度も試しながらすぐに習得していました。

1.障害物回避ロボットとコウモリの共通点に気付いた男の子

実際に様々なプログラムを試す中で、想定していた動き通りにならない事態が発生しました。

例えば、障害物を察知できずにロボットが激突する場面がありました。ある場面では障害物を察知しうまく回避できるのですが、ある場面では障害物を察知できずに激突してしまう・・・。このような場面を何度か繰り返す中で、「障害物を察知する場合としない場合は、何が違うんだろうね」と問いかけてみました。

実はこの質問を問いかけた時、幼稚園年長の男の子には難易度が高すぎるかな・・・と少し心配していました。というのも、この原理を理解するには正確には中学校レベルの物理の知識が必要だからです。

・・・が、男の子は瞬時に「障害物の角度」が影響していることを言い当てました。そして、障害物回避ロボットが超音波を使って障害物を察知していることを伝えると、「コウモリと一緒だ!クジラもそうだよ!」と教えてくれたたのです。

2.ロボットスピードと障害物回避距離の関係に気付いた男の子

また、ロボットが障害物を回避する距離とロボットの動くスピードの組み合わせを試す中で、障害物を回避できないケースが発生した際も、男の子は鋭い洞察力で「障害物を回避できる回避距離とスピードのパターンがあること」を見抜き、私を驚かせてくれました。

これらの事例からも分かるように、博学ボーイはロボットプログラミングを初めて行うにも関わらず、ロボットの挙動に必要な知識や知恵をすでに備えていました。この博学ボーイの知識量の多さ、物事の共通点に気づくことができる洞察力を育む要素は、工作や昆虫採集など自分の好きなことを通して「うまくいかないこと」「想定通りでないこと」に慣れているからではないかと想像しています。

ロボットを動かす上でも、実際に想定通りの動きをするまでトラブルが発生することがほとんどです。そのため、自分だけでは解決できずに途中で投げ出してしまうケースを多く見てきました。私自身もこのステップを多く踏んで今に至ります。しかし、このステップをうまく乗り越えらることでしか学べない点が多くあります。

失敗からしか学べないこと

想定通りにいかないことはとてもストレスです。しかし、「どうしてうまくいかないのだろう」「これが原因かな?」「じゃあここを変えて試してみよう」を繰り返していく中で、「うまくいった!」という経験ができると、うまくいかないことを逆に面白がれるようになります。

「うまくいかないことに対処する」経験を積むことで、ロボットプログラミング以外の様々な知識も頭の中に入ってくるようになります。

博学ボーイのケースからも御察しの通り、失敗は学びの宝庫です。そのため、「any」では失敗を大いに歓迎しています。最初から正解することや早く正解することより、失敗を恐れずに「こうすればうまくいくかな?」と試す経験を積み重ねることに重点を置いています。なぜなら、失敗からしか学べないことがあり、それが生き抜く力に通じていると自分の経験から感じているからです。

私たち大人が子供だった時代、「多く正解すること」「早く正解すること」が求められてきました。そのため、私を含め親の世代は子供達が失敗をし続けることを容認できない節があります。しかし、人生は山あり谷ありで、成功するときもあれば失敗するときもあります。正解だけを子供達に求めていると、子供達がいざ人生で壁にぶつかった時にどう対処すればいいのでしょうか。

プログラミング教室「any」では、プログラミングの知識やスキルだけでなく、”失敗してもいいんだよ””うまくいかないことって実は深くて面白いよ””失敗しても何とかなるんだよ”ということも学んでもらえたらと考えています。

体験授業を受けてみませんか?

プログラミング教室「any」では、体験授業を行なっています。お子様のご興味や学び方のくせなどをヒアリングさせていただいた上で授業を進めるため、プログラミングに対するモチベーションが高まり、教えられたことだけやるのではなく、自らの発想を実現化するための手段としてプログラミングを学べるようカリキュラムを組んでいます。

そして、身につけたスキルや知識を活かす場として、コンテスト出場を一つのゴールとしています。

ご興味のある方やご質問のある方は、お気軽にお問い合わせください。

体験授業レポ〜中学2年生、プログラミングガール、コンテストを目指す?!〜

今回、体験授業に参加してくれたのは中学2年生の女の子。小学5年生からずっと続けているプログラミングスキル(Scratch、C言語)を生かして更にレベルアップするために、お父様がメンターとなる存在をお探しでした。

そのタイミングで「any」のチラシをご覧になり、体験授業をお申込みいただきました。

体験授業の受ける前に、お父様からプログラミング経験があることを伺っており、今後はラズベリーパイを利用して便利なガジェットを作りたいという目的を明確にお持ちでしたので、体験授業の内容はラズベリーパイ(使用したプログラミング言語はpython)を使用した様々なプログラムを体験してもらいました。

プログラミング教育に興味を持ったきっかけ

このプログラミングガールは、小学校5年生からプログラミングをスタートしていますが、そのきっかけはお父様だったそうです。

2020年から小学校でプログラミング教育が義務教育化されますが、そのことを知ったお父様は危機感を感じられたと言います。

それは、”我が子が社会に出た時に、後輩にあたる子供達はITスキルを当たり前に使いこなせるようになっている。そんな時代に我が子がITスキルを身につけられていなかったら・・・”というものでした。

実はあまり知られていませんが、2020年のプログラミング教育の義務教育化を待たずに、先行してプログラミング教育をスタートしている小学校があります。

国立市内でも、国立市立第四小学校は東京都教育委員会によて「プログラミング教育推進校」に指定されてプログラミング教育をスタートさせています。(東京都教育委員会は、都内の75校をプログラミング教育推進校に指定しています)

つまり、現在小学校高学年以上の子供達は、今後ニーズの高まるプログラミング思考やスキルを身につけられる教育を受けづらい世代だと言えるのです。

そして、その点を懸念に感じていたお父様は、プログラミングの義務教育化を待たず娘さんにプログラミングの機会を与え、その結果、プログラミングガールは、問題解決する力を自ら培えるまでに成長していました。

体験授業で「any」が提案したこと

体験授業では、お子さんの得意分野や強みについてもヒアリングしています。というのも、お子さんの特性に合わせてカリキュラムを組むことが能力を伸ばすのにもっともスピーディで知識の定着が高いと感じているからです。

ヒアリング内容から、体験授業に参加してくれたプログラミングガールは、すでに以下のような強みを持っていました。

  • プログラミングの基礎知識があること
  • プログラミングへの興味関心が高いこと
  • プログラミング経験を通して問題解決能力が高いこと
  • 集中力があること
  • 自宅でもプログラミングに親しんでいること、環境が整ってること

そこで、『プログラミング教室「any」が提供できる価値は何か?』と考え、以下の点を提案しました。

  • 来年の4月、プログラミングコンテストに出場すること
  • 問題発見力を培うこと
  • それまでにプログラミングガールが学びたいと思っているラズベリーパイ(言語:Python)とWebサービスに関する基礎知識を習得すること

体験授業の内容

以上のことを踏まえ、体験授業はラズベリーパイを利用してPythonで書かれたプログラムを体験してもらいました。

  • Python-カメラを起動して撮影ファイルを保存
  • Python-顔認識した時のみカメラ撮影し、その画像データをウェブサイトに自動で公開
  • Python-天気予報データを音声変換しスピーカー出力

体験授業を終えて、プログラミングガールにどのプログラムが一番面白かったか聞いてみると、最後に実施した「天気予報データを音声変換しスピーカー出力するプログラムが面白かった」と笑顔で答えてくれました。

体験授業を受けてみませんか?

プログラミング教室「any」では、体験授業を行なっています。お子様のご興味や学び方のくせなどをヒアリングさせていただいた上で授業を進めるため、プログラミングに対するモチベーションが高まり、自らプログラミングを学べるようになります。

ご興味のある方やご質問のある方は、お気軽にお問い合わせください。

体験授業レポ〜小学校5年生、トリリンガルガールのプログラミング体験〜

体験授業のレポートをご紹介します。

受講生のプロフィール

体験授業に訪れたのは、小学校5年生の女の子。現在は海外にお住まいで、英語・日本語・母国語を使い分ける「トリリンガル・ガール」でした。

※写真はイメージです。

穏やかな印象でしたが、話を聞くとスポーツ好きの一面も。今は、乗馬を始めテニスや体操教室にも通っているそうです。

今回は一時帰国中に「any」のチラシをご覧になったお母様が体験授業に申し込んでくださいました。

プログラミング教育に興味を持ったきっかけ

きっかけは、2年ほど前にお母様が「プログラミングが将来役に立つのでは・・・」と感じたことから始まりました。”何かきっかけがあればプログラミング教育を受けさせたいな・・・”と思っていたお母様は、現在お住いの国でのプログラミング教育について調べられたそうです。

しかし現状は、

  • プログラミング教育はまだ義務教育化されていないこと
  • お住いのエリアにプログラミング教育を受けられる塾がないこと
  • 学校にプログラミングのクラブがあるものの現在の習い事とスケジュールが合わないこと

などの理由で、この2年間、プログラミング教育を受ける機会から遠ざかっていたそうです。

そんな中、「any」のチラシを目にしたお母様は、”プログラミング教育への火が再燃し、帰国までの間に一度授業を受けさせてみたいと思った”とおっしゃってくださいました。

体験授業の流れ

1.お子さんの個性を知るためのヒアリング

体験授業は、まずお子さんの性格や好き嫌いに関するヒアリングから始めています。この背景には、「any」が大切にする「個性を伸ばす」という思いがあります。個々を重んじることで「学びたい」という土台をしっかりと形成できるようになります。

2.プログラミング授業

次に、実際にプログラミングを体験してもらいました。今回は、プログラミング経験が2回目ということを踏まえて、以下の内容を重視することにしました。

  • プログラミングでできることを体験を通して知ること
  • プログラミングに興味を持ってもらうこと
  • もっと自分でやってみたいと感じてもらうこと

以上を踏まえ、3つのカリキュラムに挑戦してもらいました。

AIで「手書き文字」を画像判定

手書きボードに書いた文字をAIを使って自動判定し、判定内容に沿って画像を表示するプログラムを体験してもらいました。例えば、「apple」と書いたボードをAIに画像認識させ、appleと認識したら「りんご」の画像をパソコン上に表示させるというものです。

次に、日本語モードから母国語モードに切り替え、AIが画像判定できるか試してもらいました。判定結果が思惑通りの動きをした時、女の子はとても嬉しそうでした。

次に、好きな手書き文字を画像認識し、好きな画像を表示するプログラムを作ってもらいました。今回は、手書きした自分の名前を画像認識させ、蜂の絵を表示させるプログラムを書いてもらいました。

最後に、音声認識プログラムを作ってもらいました。具体的には、母国語で自分の名前や単語の名前を音声認識させるプログラミングです。最初はうまくいかないこともありましたが、最終的に思い通りに音声認識した時、女の子もお母様もとても驚いていました。

Codey rocky(ロボット)障害物回避

障害物を避けるようにプログラムしたCodey rocky(ロボット)を使い、小学校5年生の女の子・お母様・私の三人でロボットがテーブルから落ちないようにするゲームをしました。

Codey rockyは、障害物を検知するまで直進し続けるので、三人で力を合わせてCodey rockyがテーブルから落ちないようにするのはスリリングで楽しい時間でした。

「障害物を検知すると左に90度回る」というプログラムがされていたのですが、「右に回るようにプログラミングしてみよう」と提案すると、女の子は「角度も変えてみたい」と自ら書き換えて様々な動きを試していました。

始めは、どのようにプログラムを書けばいいか不安な様子でしたが、お母様からのアドバイスを参考にしたり、自分でそれぞれのブロックの役割を予想しながら、プログラムを書き換え、試行錯誤しながら、プログラミングの楽しさを体験を通して学ばれていました。

想定する動きにならなくても、「どうしたら想定する動きになるのか」と自ら考え、プログラムされたそれぞれのブロックを読み解き書き換える・・・を繰り返していました。

そして最後には「ウインクしながら障害物を避けるプログラム」を完成させていました。すごく可愛いかったです!

今回は時間が限られていたので省略しましたが、実際に授業を進める中では、「ロボットはどうやって障害物を検知しているのか」について学ぶ機会を設けています。

この原理がわかることで「どんな障害物なら検知できてどんな障害物だと検知できないのか」を学びます。そして学んだ知識を元に「テーブルから落ちないようにするプログラム」を自ら考えて作り出せるようになります。

Codey rocky(ロボット)で感情表現

このセッションでは、ロボットの表情と動きをプログラミングしました。Codey rockyには、感情表現ができる動きがいくつか用意されているため、それらのブロックを組み合わせるだけで、愛らしい表情や動きをするロボットを作ることができます。時には、怒ったり・笑ったり・目をくるくる回したり・・・。

女の子は、ロボットにどんな感情を表現させるかプランニング・実行することで、プログラミングを感覚的に楽しみながら学んでいました。

体験授業を終えて

今回、体験授業を受けた小学校5年生の女の子に、プログラミングについて聞いてみたら、はにかみながらも「Codey rockyをまたやってみたい」と言ってくれました。お母様ともお話をして、今後は、帰国後にスカイプなどを使って授業を受けることが決まりました。

体験授業を受けてみませんか?

プログラミング教室「any」では、体験授業を行なっています。お子様のご興味や学び方のくせなどをヒアリングさせていただいた上で授業を進めるため、プログラミングに対するモチベーションが高まり、自らプログラミングを学ぶことを主眼にカリキュラムを組んでいます。

ご興味のある方やご質問のある方は、お気軽にお問い合わせください。