ご無沙汰しておりました。プログラミング教室anyの城下です。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年は、プログラミング教室として3つの新しい挑戦を行なっていこうと考えています。
- 新教室を開講
- 無料プログラミング教室の開講
- 本の出版
それぞれの目標についてこの場を借りて説明させていただきますね。
新教室を開講
プログラミング教室anyを開講して早くも半年が経とうとしています。ありがたいことに教室の周辺にお住いの小学生・中学生がそれぞれの目標を持って通ってきてくれています。
- ある中学生は、自分のプロフィールサイトをオープンするための準備を進めています。
- またある小学生は、自分が1から考えたロールプレイングゲームを一つずつ丁寧に仕上げています。
- 別の小学生は、ロボットプログラミングを学んだのちに、今年はシューティングゲームに挑戦することを決めました。
ここに書ききれないその他の生徒さんも、それぞれの興味関心を軸にしながら、理解度に合わせて授業を進めています。
マンツーマンに近い形なので、個々に寄り添って授業ができていることもあり、それぞれの生徒さんが自分自身で成長を感じてくれていることが何よりも嬉しい今日この頃です。
しかし、一方で小学〜中学生を対象としていることもあり、自宅からの距離がネックになっている方が多い印象を受けました。
そこで、国立駅周辺に新教室を開講することで、場所のボトルネックを解消できればと思っています。
2020年は小学校でのプログラミング教育が義務教育化するスタートの年です。学校で初めてプログラミングに触れて、関心を持つお子さんも増えると思います。このまたとない機会に、コンテストも狙える実力を付けられる場を多くの場所で提供できればと考えています。
無料プログラミング教室を開講
2つ目の挑戦は、無料のプログラミング教室を開講したいと思っています。その理由は「誰でもプログラミングを学べる環境を作りたい」という想いにあります。
この挑戦には、2つの出来事が関係しています。
1. 親になったこと
一つは私自身が母になったことです。
2人の子供を育てる中、文字通り右も左も分からない中、ほとほと困り果てました。(今もそんなタイミングがあります)親としてできること・知っておくべきことについて今も模索をしています。
その中で、一つわかったことは「環境が子供たちの将来に与える影響の大きさ」です。
後述で紹介する本「われらの子ども」は、私の親としての意識を根底からひっくり返してくれました。いままで、なんとなく教育というものを捉えていましたが、その必要性・重大性に気づかされ、親として明確な指針を持つことができました。
2. 甥っ子の家庭教師をしたこと
私には今年社会人になる甥っ子がいます。
彼が中学3年生の夏、個人的に家庭教師を行なっていました。彼は、英語が苦手でした。文法も単語も恐ろしいほどにわからない状態で、途方に暮れているような状態でした。その様子を見かねた私の母(甥っ子から見ると祖母)が「勉強を教えてくれないか」と相談してきたのです。
結論から言うと、その半年後、彼は返り咲きます。
彼は海外のお客さん向けに英語を通して両親の商売をサポートしています。K-POPが好きな彼は、韓国にホームステイし、海外の友人と英語を通してコミュニケーションを取るまでになりました。そして今までに、何組ものホームステイを受け入れています。
そんな彼は、高校最後の年にある挑戦をします。地元のビジネスコンテストに応募し、準優勝を勝ち取るのです。その後はトントン拍子で、企業からのスポンサーもつき、クライドファンディングで資金を集めることに成功しました。
出来ることから始めてみよう
「親になったこと」「甥っ子の家庭教師経験により、教育がどれだけ将来に影響を与えるかを体感したこと」から、国立市に住む子ども達にできることから始めようと決心しました。そして、その第一歩が「無料のプログラミング教室を開催すること」になります。
加速度的に変わっていく現代を生き抜く中で、子供たちは様々な格差と隣り合わせにいる状態です。これらの格差は、経済格差・情報格差・機会格差・モチベーション格差まで多岐にわたっており、染み付いたシミのように残っています。この文教都市である国立市でも同じようなことが起こっているのではないでしょうか。
この課題について私はライフワークとして取り組んでいきたいと思っています。(無料プログラミング教室開催時の様子)
親御さんにオススメの本
先ほどご紹介した本「われらの子ども」は、私の親としての意識を根底から覆してくれた至極の一冊です。親・学校・地域社会が子どもたちに世代を超えてどのような機会格差をもたらしているのか、また教育投資の絶大な効果について、詳細なインタビューやエビデンスを合わせて紹介しています。もしご興味のある方はお貸ししますのでお気軽にお問い合わせください。
本の出版
皆さんもご存知の通り、2020年から小学校でプログラミング教育がスタートします。
そんな中、多くの小学校では日々この新しい挑戦にどのように取り組んでいいのか考えあぐねている先生方・親御さんも多いのではないでしょうか。
そこで、私が生徒さんとプログラミングを一緒に作っていく中で感じた「学びのエッセンス」を少しでもご紹介できればと考えました。
すぐに使える学びのエッセンスをギュッと凝縮した形で、自宅でも(時には教室でも)実践できる形式にまとめていきたいと思っています。
プログラミングは決して難しいものではありません。何か得意なことがあるお子さんなら、学んでいくうちにきっとそのコツに気づき「ハマる」はずです。
そのコツを実践を通して小学生のお子さんでも気付きやすくまとめていきたいと思っています。
新年の挨拶の終わりに
国立市に移り住んで2度目のお正月を迎えました。
この地を永住の地として選んだ理由のなかに「国立市は文教都市」であることが関係しています。移り住み、たくさんの学校があり選択肢が多いことに加え、文教都市であることを誇りに感じている住民の方が多いことをひしひしと感じました。
せっかく国立市に縁があってここで生きていくのだから、この地域にしかないこの地域のためになる活動をライフワークとして行けたら、こんな幸せな事はないな、と感じています。
そんな活動の輪が広がる事で、「わたしの子ども」だけでなく「われらの子ども」という意識も広がっていけばいいなと思います。
最後に、皆様にとって2020年が素晴らしき1年でありますように!