親が子どものためにできること

子どものために何ができるか」と親ならば考える機会が多い悩みの一つです。

しかも、そこには正解がないし、その時その時で変わってくる問題です。つまり、ベストな答えは固定されるものではないのかなと思っています。

ここでは、私個人が今時点で考える「親として子供にできること」について共有したいと思います。

第一に「整理された部屋」

コロナでこもり生活になり、よかった事があります。それは、家の中が綺麗になったという事です。そして、毎日少しでもいいので片付ける習慣がつきました。

これによって、私自身が心の平静を保てる確率が上がり、結果的に子供達の心の安心・安定に繋がっているように感じます。この経験は、「環境が心に与える影響」の重要性を私に気付かせてくれたように思います。

整理整頓された部屋に居ると、自分が今何に向き合うべきかが明確になります。

整理整頓された部屋は、自分の思考の邪魔になるものがない状態とも言えます。

例えば、自分が何をしたら楽しいのか、また自分が今どんなことに時間を投資すべきなのか、どんな問題を解決すべきなのか。そのためにはどんなステップが必要なのか、どんな情報が必要なのか。。。

自分の人生をプラスに持っていくための思考と行動を促進するためのベースになるのが、整理整頓された部屋なのではないかと感じています。

そう考えると「子供達が過ごす空間が整理整頓されている事」、もっと言うと「子供達が自分で自分のスペースを片付けられるようになる事」が、彼ら彼女らのこれからの人生に置いて非常に重要な事だと感じています。

第二に「良き習慣づくり」

ここで使っている習慣という言葉の定義ですが、「意志の力を使わず無意識に繰り返し行動している状態」を表しています。

頑張ろう!と思わなくても自然と自分を良い方向に向かわせてくれる行動が出来ているならば、こんな心強いことないですよね。金利の高い貯金があるようなものです。

幼少期頃までの子どもたちは、自分の内にも外にも「常識」という固定観念がないまっさらなキャンパスのような状態なので、自分を高めてくれる良い習慣が付きやすいと感じています。

行動における不労所得(働かなくても自動的に入ってくる収入源)が良き習慣だと考えています。この良き習慣を身につけるタイミングとして「幼少期」は時間的コスパの高い時期と感じています。

そしてもう一つ、この「良き習慣づくり」においてお伝えしたいのは、「”自分にとって良い・素敵だ・理想的だ”と思うことが明確になっている」ことの重要性です。

というのも、子どもを育てるようになって驚愕したのは、自分をいたわる時間の少なさ!自分のことを誰かが労ってくれていた時代(もしくは、労ってもらうことを期待する時代)は終わり、自分で自分を労わり、可愛がり、愛してあげることが、人生をよりよく生きうる上でのサバイバルスキルになると痛感しています。

つらいことがあっても、仕方のないことがあっても、歯を食いしばって今日を生きていかないといけないということが、どんな人生にも一度や二度は訪れると思います。そんな時、誰かに依存することなく、自分のことを労り愛し褒めてあげるためには、自分にとって心地よいこと・楽しいこと・うれしいことを知っておく必要があると考えます。

また、人生の舵を取るためには自分の理想を知っておく必要があります。

この話は、第三の「自分を知る機会を提供する」に続きます。

第三に「自分を知る機会の提供」

子どもたちは、私たちと一つ屋根の下で生活していますが、生きている世界は全く違います。

子どもたちが生れた瞬間から、私たちが子どものころとは何もかもが違う世界を生きています。たとえば、私たちが子どものころにはなかったスマホやネットやYouTubeのようなコンテンツは、今やあふれかえっています。

大人の生きる世界と子どもの生きる世界が違うということをよくわかっている人たちは「今ある仕事の半分はAIなどによってなくなるのではないか」「そんな予測不可能な時代を生きている子供たちのために、どんなことを親としてできるのかわからない」という不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

大人が想像できない世界を生きている子どもたち。

この子供たちのためにできることは、「色々な体験を通して、自分の好きなこと・得意なことを知ると当時に、自分の嫌いなこと・不得意なことを知ること」だと感じています。

この方法として提案したいのは、「家族以外の大人との接点をもたせるということ」です。

親と接する時間が強制的に長くなる子供たちは、良くも悪くも親に似ていきます。良くも悪くも親の背をみて育つのです。なぜなら、親しか手本になる大人が身近にいないからです。

この原理を逆手に取れば、子どもが「やりたい」「興味がある」「おもしろい」と思う分野のプロに教えてもらう機会や、話を聞く機会を設けることで、子供達の「やりたい・興味のある・面白い」と思う事が実現化しやすくなると言えます。

具体的には、習い事でもいいですし、お金を使わなくてもボランティアや地域の活動を通して体験する機会は探してみると、意外にも多い事がわかります。

一方で、子どもたち自身(または親自身)が、どんな分野に興味があるのかわからないと感じている家庭も多いのではないかと思います。というか、そういった家庭のほうが多いのではないかと思います。

その場合は、「片っ端からやらせてみる」ということもアリだと思います。

最近では、様々な習い事は「無料体験」であることも多くなりました。通える範囲にある様々な体験をすることによって、子どもたち(または親も)「やってみたら楽しかった」「やってみたら面白かった」ということが見つかる可能性は高いと思います。想像は体験を超えることができません。ぜひ、無料体験やボランティア活動など、機会があれば積極的に体験してみることをおすすめいたします。

「人が一生懸命働けるのは人よりも優れているからではなく・・・」

ここで1つおすすめの動画をご紹介します。

この動画は、Dropbox社のCEOであるドリュー・ヒューストン氏が2013年にMITの卒業式で行った演説になります。

彼は、この演説の中でこういっています。

「人が一生懸命働けるのは、人よりも優れているからではなく、問題を解決するのが楽しいから一生懸命働くのです。」

そして、彼はこう続けます。

「だから、今からは自分自身を追いつめて一生懸命やるのではなく、自分を惹きつけるテニスボールを見つけるのです。」

また彼はこのようなことも言っています。

「あなたの価値は、自分と一緒に過ごす5人の平均値で決まります。

自分に刺激を与えてくれる人と一緒に過ごすということは、自分に才能があることや一生懸命に仕事をすることと同じぐらいに大切です。

あなたと一緒にいてくれる人たちが自分を高めてくれるのです。

その道には必ずその道の最高の人たちが集まる場所があるのです。その場所に行くべきです。

自分の尊敬する人たちと出会い、彼らから学べることはとても大きなメリットがあります。」

無料体験やっています。

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