こんにちは、any城下です。やっと梅雨入りしましたね。毎日、水を吸収して急成長する植物たちをみて、パワーをもらっています。
さて、今日は高専に通う生徒さんとのやりとりをご紹介したいと思います。
高専生、プログラミングの授業で崖っぷち
入塾の目的は、「学校のプログラミングの授業について行くこと」でした。プログラミングに興味があって高専を選択したけれど、高専のプログラミングの授業だけついて行くのが難しい。
そこで、いろんな塾でプログラミングを教えてもらえないか相談されたそうです。しかしそこで返ってきた言葉は、「数学や英語と違ってプログラミングの授業は扱っていない」というものでした。
どこにも頼ることができない、でも学校で赤点ギリギリの状態。なんとか現状を打破したいという思いと、すがるものがなく途方に暮れる思いが交錯する中、自宅のポストに届いたanyのチラシを見て「ここならもしかしたら教えてもらえるかも!」と思い、体験授業に来てくれました。
高専生の厳しさ、大学並み
高専ではC言語を学んでいるということで、学校で出された課題を中心に進めました。
最初は基礎的な内容で、課題自体も全く問題なく進められるのですが、徐々に徐々に難易度が上がってきます。高専でのプログラミング授業は、高等での説明は全くなく、配られたPDFの資料を自分で読み、自分で理解しながら進めて行く方針でした。
実は、このように講義がなく資料を配って自分で進めるやり方は、理系大学では”あるある”です。私自身、大学でこのような授業を初めて受けた時は、とても面くらいました。高校までは手取り足取り授業を受けるのが当たり前で、まさに温室育ちでした。
しかし、大学では「この授業内容についていけないなら、留年するのみ。」という突き放した形になります。そんな大学での洗礼が、高専では高校の学年の頃から始まっているのです。厳しさは、大学並みだと感じました。
実際、普通の高等学校と違い、高専の場合は5年間学ぶことになります。その間に、必修科目を落として留年してしまう学生も少なくありません。実際に、留年が決まって退学する人も多いのです。
そんな中、藁にもすがる思いでanyに通ってくれている生徒さんをサポートしないわけにはいきません。全力でサポートしよう決心し、C言語の授業準備を始めるのですが、これが後々まさかあんなことになるとは、その時は露にも思いませんでした。